ときどき偏食をする。自分の猛烈に食べたい食材だけを、大好きな味付けで浴びるように食べるのがすごく好き。
ピーマンのきんぴら
高山なおみさんの本に載っていて。
ピーマンをタネごと食べちゃうって衝撃だったんですが、たしかにとって捨てる理由ないなって思って試してみたら、とってもおいしかった。ねっとり、ほろ苦で大人の味って感じになる。
もうピーマンはタネごと食べるものだって、それが正解なのだと、自分のピーマン観が書き変わってしまった。
ピーマンの味を引き出すように、すこしの塩と、酒と、たっぷりの白ごまで炒めて、最後に醤油をたらして絡める。
長芋ソテー
焼くときの油の種類で味が変わるのでおもしろい。ごま油で炒めると香ばしくて濃くて居酒屋みたいになるし、なたね油はプレーン。こってりさせたいときは、最後にバターを少量5gくらい入れたりする。
粗挽きの黒胡椒を、かけすぎるくらいかけるとおいしい。
焼くときにあまりフライパンを振らず、片面ずつしっかりフライパンの面に長く触れさせると、いい焼き色がついてくれる。外はカリッと、中はほっくり。
焼き時間を短くすると、シャキシャキ感が強く残って、それもそれでたのしい。
そしておにぎりみたいなのをいつも添えたくなる。偏食ワンプレート。
梅ごのみ
桃屋の梅ごのみという商品があります。それを母が自作してみちゃったやつがこれ。わたしにとっては実家の母の味です。
おにぎりの具はもちろん、おかゆに添えたり、きゅうりにのせて食べたり。
梅干し、塩昆布、かつお節をみじん切りにして、混ぜ込みます。好きな分量でつくりますが、わたしはいつも梅干し大きめ4粒を使って、梅干し2:塩昆布1:かつお節ひとつまみくらいでつくります。3日間くらいで食べ切りやすい量。
これは、ピーマンや長芋ほどの量を食べないけど、これを一回つくるとおいしすぎて毎食毎食雑炊やらおにぎりやらをつくってしまうくらいハマる。