先日、読んでよかった本についての記事を書きました 8saki.hatenablog.com
今回はデザイン・クリエイティブのジャンルで、読んでよかった本を書きます。
なるほどデザイン
- 作者: 筒井美希
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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デザイナなのですが、ビジュアルデザインが苦手分野なので読みました。
チラシやポスター、バナーなどのビジュアルデザイン領域においての、デザインするときの考え方やコツが書いてあります。
「この部分をより訴求したいから、この部分のフォントを強い印象のものに変えたら(足す)、バランス取るために背景色を一段薄い色にする(引く)」なんて、ああそうやってやるんだ!と目からウロコ。
伝えたい相手や内容があって、それを意識してつくっていくことはあらゆるデザインの基本なのですが、
フォント・色の選び方、レイアウトの決め方などが具体的に書いてあり、実践的で具体的な手法を頭にインストールすることができました。
わたしの得意領域であるUIと違って、ビジュアルデザインは理屈よりもよりアート寄りで、美的センスに頼らなきゃいけないんだろうな?と勝手な苦手意識があったのですが、ビジュアルデザインも他のデザインと同じで、やはり目的と理由のあるサイエンスなものだとわかりました。
「目的をおさえた理由のあるデザイン」を引き続きしつつも、ビジュアルデザインの引き出しを増やしていこうと思います。
IA/UXプラクティス
IA/UXプラクティス モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン
- 作者: 坂本貴史
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2016/03/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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IA(情報設計)やUX(ユーザ体験)を意識してデザインするのはわかるけど、こういう悩みが発生したらどうする?というケーススタディの実践本です。
見開き1ページあたり1質問が扱われていて、現場でよく困りそうなことについて解説されているので、
HCD(人間中心設計)やリーンUXなどについては、最初のほうで触れられていますが、別の本で先に体系的に知ったあとに→実践で困ったら⇄こちらでヘルプ!という流れがグッド
みんなではじめるデザイン批評
みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド
- 作者: アーロン・イリザリー,アダム・コナー,長谷川恭久,安藤貴子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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会社のデザイナのみなさんと読書会をしたときに、課題図書で読みました。
デザインについて意見を伝え合うときのやり方が説明されている本です。
人々がデザインについて言及するときは、「ここは青色じゃないほうがいい」「なんかカリフォルニアっぽくしたい」「もっと格好良くなれない?」等、マイクロすぎたりふわっとしすぎたりする指摘になってしまいがちで、デザインはわかるひとしかわからない、という腫れ物的な存在に扱われがちです。
そこで、関係者全員で「目的に沿った解決法になっているか?」という視点を持って、
生産的かつ的確に、デザインの仕上がりについて語り合う文化形成をしようという姿勢を学べました。
さらに、正しい批評というのが、デザイナやデザインのものだけでなく、ヒューマンスキルよね、とも書かれています。
会社のデザイナーズたちで、この文化を取り入れる実践をしていて、徐々に馴染みつつあります。
書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室
書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室 (WEB PROFESSIONAL)
- 作者: 森田哲生
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ライティングをしなきゃいけないシーンが増えたので、読みました。テキスト広告やバナーの中で使用する文言を、ディレクターもデザイナも考えたりします。
エッセイのような語り口で、これ以上噛みくだけないくらい非常にわかりやすく説明されています。
例え話がおもしろいです。
実際に手を動かせる演習やワークシートがあるので、一緒にやるとうまく理解できます。
これを読んだら、「コピーなんて全然わからない、こわい。」から「上手じゃないけど使い方はわかる!」に変わりました。
おしまい
実践本が多かったです。 デザイン・クリエイティブに関しては、業務の中で「苦手だ」と感じた領域を補足するために読むことがよくあるパターンだったので、 まず「苦手だ」と気づくことがやっぱり大事だわ〜と再認識。
あと、会社のデザイナーズたちでやる読書会、すごくいい。
みんな読書習慣あるので、おすすめの本教えてもらえたりして、いい環境です。