好きな色を無限につくろう!手持ちのカラージェルをつかった色調合のやりかた

カラージェルはたくさん売ってますが、色味を好みにするためには、たくさんあるカラージェルのなかから探すよりも自分で混ぜてつくっちゃうのが早いです。

カラーガイドアプリで調合の比率を簡単に割り出せるので、今回はくすみ系のディープピンクのカラージェルの作りかたを例に、手持ちのカラージェルをつかった色調合のやりかたを説明します。

用意するもの

  好きな色が載っている画像
  カラーガイドアプリ(後述)
  元になるカラージェル
  クリアジェル
  つまようじ
  クッキングペーパー
  ジェルコンテナ

つくりかた

【 1 】好きな色を見つける

マニキュアとかネイリストさんのSNS投稿写真を探してみましょう。
「#ワンカラーネイル」とかでハッシュタグ検索すると、参考になりそうな素敵な色のネイルがたくさん見れます。

そのほかにも、愛用してるマニキュアとか、誰かのネイル画像とか、服の色とか、花の色とか、なんでも題材になりますよ。

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【 2 】インキ配合を調べる

カラージェルはインクじゃないんですが、色を混ぜてつくるというところでインクと同じ減法混色(色を加えていくほど黒に近づいていく)なので、インクでの配合率がかなり参考になるのです。

そこで、カラーガイドアプリを使用して色の配合を調べます

アプリを使った手順は以下のような感じです。

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上の画像で説明すると、
(1) 自分の好きな色、つくりたい色が映った画像を用意する。

(2)(3) カラーガイドアプリで画像を取り込み、色を抽出する。

カラーガイド

カラーガイド

  • DIC Corporation
  • 辞書/辞典/その他
  • 無料

操作: メインメニュー > 📷マーク > アルバム > 任意の写真 > 画像内の色をタップ > 一番上の抽出された色の長方形をタップ > 2ページ目の「インキ配合」

【 3 】元になるカラージェルを用意

インキ配合の比率でカラージェルを出します。

 日差しの差し込まない部屋で作業してください。太陽光が当たると、紫外線でジェルが硬化してしまいます。

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手持ちのものでよいので、厳密に考えなくても混ぜながら近づけていけばいいと思います。

今回使った手持ちのもの(左から)

アプリの中では、インク色の専門用語(FGメジュームなど)が出てくるんですが、ここでは白色と考えてます。
このように、厳密ではなくだいたい近い色の目安でやってOKです。配分や比率がわかるだけでもう超便利です。

【 4 】混ぜていく

クッキングシートやパレットの上で色を確認しながら混ぜます。

つくりたい色に近くなるように、足りない色を少しずつ足したりします。焦らずに、ほんのちょっとずつ足して様子を見て、というのが、色の再現性を高めるコツです。

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【 5 】均一に混ざったらコンテナに移す

もうこの色でOK、となったら、保存用のコンテナに移します。

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【 6 】透明感を出すためにクリアジェルを足す(任意)

ワンカラーネイル(爪の全面を単色で塗ること)に使うひとは、透明感を出すためにクリアジェルを追加します。

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分量→ つくったカラージェルの1/3くらいの量

つくった色をそのまま使うと、透明度の低いパキッとした色になりすぎてしまうので。透明感の色味を重ねていったほうが、ワンカラーってかわいいです。

そのまま使うひとやそれでもいいってひとは、ここではクリアジェルは足さなくてもいいです。あとで気が向いたら追加することもできます。

【 7 】完成

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塗ってみてこんな感じ

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これは3度塗り後 クリアジェルで仕上げました。

管理用にラベルを貼る

100均やホームセンターや東急ハンズなどに売ってる小さい紙ラベルを使ってます。

ZOYAというネイルブランドの “HERA" の色を再現したので、「ORIGINAL ZOYA HERA」と書きました。ラベルはジェルコンテナのフタ上部に貼ります。

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スティックカラーチャートにカラーサンプルもつくって管理してます。

ここで出てくる道具

ジェルコンテナ

プチプラのジェルコンテナは、使いやすいちいさいサイズ(調合ジェルってそんなに大量につくらないので)。つくりがしっかりして漏れないし、ずっと使っています。

スティックカラーチャート

自分でつくったカラージェルが増えてくると、わざわざ開けて色を確認するのが面倒になるので、こういった見本を用意するとよいです。見ていて楽しいので気分も上がります。

クリアジェル

いつも使っているグレースガーデンのものです。

グレースガーデンのクリアジェル系がすごく好きで、おすすめです。別記事にまとめたので、ご参考になれば ▼

8saki.hatenablog.com

色調合に持ってると便利なカラージェル

インク調合を見てると、要するに原色があれば何色でも無限につくれるんだなということに気づきます。
そのとおりで、原色と、使い勝手のいい色を持ってると、カラージェルを無限につくり出せるのですごく便利です。カラージェル買い足さなくていい日々になりかなりオススメ!

三原色セット

黒白と、シアン・マゼンタ・イエローが入っているセット

プチプラをバラバラに買う

原色に近い色を選べば、セット買いじゃなくても安くてよさそうです。

黒パケが発色の強いシリーズらしいので、その中から選んでみました。
このあたりを持っていれば、いろいろと調合して無限に色をつくれそうですね。

  赤 / A004 / Red
  オレンジ / A003 / Orange
  黄 / A002/ Yellow
  茶 / A009 / Brown
  緑 / A008 / Green
  青 / A007 / Blue
  パープル / A006 / Purple
  黒 / A010 / Black
  白 / A001 / White

おしまい

自分の感性で好きに混ぜたり、失敗と成功をくりかえして感覚をつかんでいくのがよいです。

とはいえ、カラーガイドアプリのおかげで使うべき色の検討がつけやすいので、ジェルの節約にもなるしすごくおすすめです。