家庭用エスプレッソマシン〈デロンギ デディカ アルテ〉を買いました

家庭用エスプレッソマシン〈デロンギ デディカ アルテ〉(2023年4月18日 発売)を買いました。

買った動機や開封写真、感想などのメモです。

買う前の気持ち

買った動機

  • やっぱりラテアートできるようになってみたい。人生でできるようになってみたいことのひとつ
  • ちゃんとしたエスプレッソを抽出できるようになりたい
    • 過去、エスプレッソっぽいものを抽出すべくさまざまなコーヒー器具で何度も試したが、どれも "もどき" になってしまう
  • 模様替えしたので、家を充実させるモチベーションが爆上がりしていた

この商品の購入の決め手

  • スチームノズルの形状が良い
    • 昔6年間コーヒー屋で働いてた時のお気に入りのマシンに似ていたから
    • いままでの家庭用スチームノズルはどうしても太くて短く、買う気にならなかった
  • 買いやすい値段だった
    • 2024年4月24日時点でAmazonで¥43,836でした
  • シルバーがかっこよかった
  • 有名メーカーなので情報がたくさんある
  • この動画を見て、家庭用でもパワー十分だと思った

開封する

開封画像/動画は巷にいっぱいありますが、わたしには初めてなのでいろいろ細かく見ていきたい一応。

外箱

外箱 裏面
外箱 側面

丁寧なスペーサー(写真左)に包まれ、入っていた

付属品

付属品のすべて。床ですみません。きれいに洗いました

ディテール

トップと操作ボタン周り

スチーム管とフロッサー

スチームつまみ

給湯口を見上げる

付属のフィルターとフィルターホルダー

フィルターホルダーは、挽いたコーヒー豆を入れるバスケットが取り付けられているハンドル付きの部品。

中のフィルターは「バスケット」、ハンドルのついているフィルターホルダーは「ポルタフィルター」と呼んだりします。こっちの呼び方の方が馴染みある。

「ポルタフィルター(portafilter)」の「ポルタ(porta)」は、イタリア語で「持つ」「運ぶ」を意味する動詞「portare」に由来しているそうです。

スチームピッチャー

スチームピッチャー」です。これも、「ミルクジャグ」と言ったりもする。
付属品なので簡素な作りかと思っていたら、かなりしっかりして重厚感のあるピッチャーです。非常にいい感じ。

トレイ

抽出口の真下にあるトレイは外せるので、背の高いマグを置くこともできます。
あとは、サードパーティ製の二股ポルタフィルターを使うときなどは高さを取ってしまうので、そのスペースも確保できますね。

顔みたい

天面、底面

真上から

底面はシリアルナンバーなど

水タンク

説明書によると、MAXの目盛り位置で1ℓだそう。

取扱説明書、保証書

買って最初にやること

水道水の硬度を測る

測るキットが付属してました。
水道水の石灰分で内部が汚れるので、水道水の硬度を把握しておくべしとのこと。

取説の該当ページ

水道水に1秒浸すだけの試験紙

ピンクになったマスの数で判断するそう。うちはピンク2マスなので、軟水寄りの中硬水か。

内部洗浄

説明書に従って、水タンクまるまる使って(1ℓ)全体の湯通しです。

設置

最近買ったステンレス台に置いてみたよ。かっこよすぎよ。

メタルシルバーかっこいいな。
そしてとてもコンパクト!これはびっくり。

グラインダーとの相性を探る

家のグラインダー〈WILFA SVART AROMA〉で、どのへんが最適な挽き具合なのかめちゃくちゃ調整しました(初回の苦労)。
エスプレッソはいい感じに落とせました。

コーヒー豆は、Red Stone Coffee の「イタリアーノ ブレンド」
〈デディカ アルテ〉を購入する後押しとなった YouTube チャンネルをやられているコーヒー屋さんの、エスプレッソ専用豆です。

www.youtube.com

冒頭の紹介動画によると、MAX15gのコーヒー粉が入るそうなので、15gでやってみます。

15g測って

〈WILFA SVART AROMA〉で挽いて

ポルタフィルターにコーヒー粉を入れ、付属のタンパーで押し固めるように平(なら)す

ハチミツが垂れるような細さが維持できると理想的、というよね

抽出されたエスプレッソは3層になっていて、色の薄い上から「クレマ(crema)」「ボディ(body)」「ハート(heart)」といいます。

しっかり3層が形成されて、味も豊かで遜色ない感じでした。一般的に良いエスプレッソは、この3層がなめらかなグラデーションになっていて、クレマの層が薄くても明確に存在している状態がよいです。

総じてよさげな抽出ができた。

思っていたよりかなり理想的(モタモタ撮影してたらちょっと分離しちゃいましたが)

ミルクスチーム

続いてミルクのスチーム。

業務用マシン(当時はLa Marzocco リネア)と比較すると、〈デディカ アルテ〉の温度の上がりは確かにゆっくりですが、予想以上にパワーがあり、使いやすかったです。家庭用というイメージを超えていました。

むしろ、温度の上がりがゆっくりな方が、慎重に泡立て具合を微調整できて、焦らずに作業できていいかもしれません。当時からスチームはまあまあ上手だったので、これでもツヤツヤのミルクが簡単に作れた。

なんですかこれは
味はめっちゃうまい、まるで、店!

ラテアートの才など持ち合わせてないのだ。練習するか。

素人目には(素人じゃないけど離れてからだいぶ経つ元コーヒー屋)完全にお店の味です。コーヒーチェーンじゃなくて、例えるなら表参道の素敵なコーヒースタンドくらいの。
満足度MAXです。本当に家の近所のコーヒーチェーンに行かなくなってしまった。

コーヒーチェーンも普段めっちゃ好きなんですが、家で飲めるならわざわざ行かなくてもいいか、引きこもりたい。の感じで。

おしまい

ごちそうさまでした。

ラテアート上手くなったらまたまとめたい。

長く頼むぞ、〈デディカ アルテ〉よ。