USMハラーを買う

憧れのUSMハラーを買いました。形や色の決定から、実際にわが家に搬入されるまでをまとめました。

USMハラーは、パーツを自由に組み替えてオーダーメイドでつくれるシステム家具です。インテリア好きだった建築学生の頃から憧れの家具だったので、いつか絶対にほしいなと思っていました。

購入までの全体の流れ

  • ❶ 形状を決める
    • わが家で必要な要件をまとめて、オーダーメイドする形状をだいたい決める
    • 公式のコンフィギュレーター(シミュレーター)で可視化する
    • 比較検討用のイメージボードをつくる
  • ❷ 色を決める
    • 事例をひたすら探す
    • 自作イメージボードを使ってわが家に合成してみる
  • ❸ USM直営ショールーム(丸の内)に行く
    • 現物で色味の確認
    • プロに相談する
    • オプションの細かい調整と見積もり
  • ❹ 購入、入荷を待つ
  • ❺ 納品、搬入

ことの始まり

テレビボードがあったんですが、猫を飼ってからは猫がケーブルや電子機器に興味を持って噛んだりしてしまうようになり、危険なので買い替えを考えてました。

このテレビボードです。透明のガムテープで侵入防止をしているんですが、ぐちゃぐちゃで美しくないですし、テープを貼っていても猫に入られてしまうので、明らかに扉付きのものが必要になってきました。

❶ 形状を決める

購入すると決めたので、まずは収納したいものを基準にして形状を決めます。

置きたい電子機器、ゲーム機、スピーカーやその配線については家族がこだわりを持っていたので、うまくおさまるかつ通信を妨害しないつくりにする必要がありました。 さらに、テレビボードといっても、わが家ではテレビを置くのではなく、プロジェクタ照射面の下に置くための棚になるので、照射面積を確保するために、背を低くするのもマストです。

条件

必須の条件

  • 高さは800mm以下にしたい (投射面と干渉しないように)
  • 床から100mm開ける (Roombaが通れるようにするため)
  • スピーカーは右横、ウーファーは上に置く
  • Switchは電波妨害しやすいので扉で隠さず、開いた空間にする
  • 猫の侵入防止で下段はドロップダウンドア付き
  • とすると、Switchを置くのは上段になる
  • PS5(W92 H390 D260)は背が高いので横置きで入れる

あったらいいな条件

  • 奥行き400mm程度?
     → 話し合いの末、現状450mmが深すぎるのでもうちょっと奥行きなくてもよい。350mmで決定(選択肢は250, 350, 500だった)。
  • 配線的にケーブルカットorバックパネルなしどちらにする?
     → 話し合いの末、なしでもOK。壁につけるなら猫侵入できないのでケーブル心配ない

こんな感じで家族にヒアリングしつつまとめまして、これらの条件をクリアしつつ値段もおさえ目にするように、コンフィギュレーターで何案かつくりました。

▼ コンフィギュレーター

www.usm-shop.jp

価格的にも見た目・機能的にも、上から二番目がよさそうだなあとだいたい心を決めます。

検討用につくったイメージボードの全体はこんな感じ。 コンフィギュレーターで色違いをたくさんつくって、スクショを撮って地道に貼り並べるという作業でした(たのしい)

❷ 色を決める

次は色を決定します。さっき形状をつくりながら、ベージュにしようと勝手に決めてたんですが、USMハラーには原色もあるので、なんだか個性的な色もいいんじゃないかなとだんだんと惹かれてしまっていました。

じつは置きたい場所の左隣には、猫用の大きいケージがありすごく目立ちます。正直なところこれがあまり気に入ってなかったので、USMハラーの存在感を強めることでケージを目立たなくさせるのもいいんじゃないかと思い、派手な色にするのもよいのではないかと。そして最終的に絞ってUSMグリーンとジェンシャンブルーで迷うことに。

USMサイトやInstagramやpinterestの事例をひたすら見て調査したり、自作イメージボードを使って合成してみることで、気持ちを固めていった感じです。(イメージボード内にInstagramの画像をお借りしています)

  • Instagram #USMハラー
    • 日本語ハッシュタグ検索だと、日本人の住まいのサイズや暮らしかたを見ながら探せるので、自分の暮らしに近い事例が見れた。ただ、ベージュやグレーなど無難な色が多い。
  • Instagram #USMHaller
    • 英語ハッシュタグ検索だと、海外の事例なので鮮やかで個性的な組み合わせのインテリアが多い。わたしは鮮やかな青(ジェンシャンブルー)が気になっていたので、こちらの色使いが参考になった。アメリカ、ヨーロッパ、韓国のひとが多い印象。ただ、ゆったり広めなおうちが多いので、日本のコンパクトなマンションに置いたときにイメージが違うかもしれないことを念頭に置くのがよさそう。
  • Instagram @usmmodularfurniture
    • USMの公式アカウント
  • Instagram @usmjapan
    • USMの日本公式アカウント

とくに気になるものを、イメージボードに貼って、わが家の写真と見比べたりしていました。

雑に合成してみた感じ。 あれ、ジェンシャンブルー、めちゃくちゃいい感じじゃない…?

❸ USM直営ショールーム(丸の内)に行く

ここまでで自力での検討をだいたいし尽くしたので、ショールームに行かないとできないことをやるためにショールームへ行きました。

小さめの店内(オフィスを兼ねている)ですが、USMハラーがいっぱいあっておしゃれで楽しい!

現物で色味の確認

やっぱり写真だとわからないので、現物をたくさん見て色味の確認ができてよかったです。ネットで見る写真は色味の加工がされてたり、ディスプレイの発色によっても変わってしまったりするので、現物確認が大事だと実感しました。ショールームじゃなくてもいろんなインテリアショップが代理店になっていて、現物を置いてあるようなので、見に行くことを勧めたいです。

▼ 正規代理店検索

https://www.usm.com/ja-jp/residential/how-to-buy/bespoke-furniture/dealers/

▼ 鮮やか系の色サンプル

ショールームのオフィス部分で大きなジェンシャンブルーがあったので許可いただいて撮らせてもらった。鮮やかで難しそうだと思ったけど、この青は馴染みやすい色では!と感じ、背中を押された気分でジェンシャンブルーで確定しました。

プロに相談、オプションの細かい調整と見積もり

パネルをパンチングにして排熱する?とか、中板をつけたらどうか、とか、いろいろと細かいオプションについて教えていただき、サイトのコンフィギュレーターよりもっと詳細のシミュレーションをしてもらいながら、価格を見せてもらいました。

お掃除ロボットルンバのために最下段の横バーをすべて外したい旨を相談したところ、強度的に前面のみなら可とのことで、聞かないとわからないことがやっぱり出てきてすべて解決できました。

❹ 購入、入荷を待つ

支払いです。支払いの時点で注文内容が確定し、以降の変更がきかないようなので、店員さんと慎重にオーダー内容を確認しました。

オーダーメイドのユニットの場合は、通常ご注文後6〜8週間かかるようです。購入したのは12/6なので、2/6に届けてもらう段取りになりました。

ちゃんと検討して購入できたうれしさと安堵でのんびり年を越し、待ちます。

❺ 納品、搬入

待ちに待った2/6になりました。

午前中の便に指定したので、10時過ぎに搬入が始まりました。 完成形が小さめサイズだったので、組み立て済みのものを運び込んでもらって、手入れ方法などの説明を含めて15分ほどで終わりました。

ディテール。美しい。(自分写っちゃったくらいピカピカ。)

こんなふうに後ろは全開です。
ゲーム機等を置いていっぱい配線するので、あえて全開にしました。壁付けにするので、猫の侵入は心配なさそう。

▼ 配線がんばっているところです。閉じたら見えなくなるので、ごちゃごちゃでもOK。

プロジェクター投射面との位置関係もいい感じ。ちょうどいい余白になるようにこだわった部分です。

PS4とPS5はスチール製のドアを閉じた状態でも、Bluetoothの信号を受信できました。これは心配していた点だったので、問題がなくてよかったです。もし信号受信できない場合は、ゲーム中だけドアを開けた状態で使おうと思ってました。閉じたままの方が楽だしきれいなのでうれしい。

Switchは前述のように、本体の前面を塞ぐとコントローラが効かなくなってしまうことがあったので、予定通り左上のドアなしの区画に収めました。

配線をすべて収めて、完成です。ウーファーとスピーカーを置いた。

下からのぞいても、配線が見えておらずスッキリ。お掃除ロボットルンバが無事下を通れました。

おしまい

一生もので大満足です。大切に使おうと思います。ジェンシャンブルーは鮮やかな原色なので、個性的でちょっと挑戦だなと思ってたんですが、意外と馴染みやすく、おすすめですよ!