iPhone 16 Pro Max を買ったら、フルサイズミラーレスカメラが欲しくなった。
スマホカメラ vs 一眼カメラ論争に決着をつけようと試みる内容ではないです。
まったく違う道具だから、両方とも最上級のものが欲しくなり、どういう考えで買うに至ったかというお話。
- iPhone 16 Pro Max を買って満足する
- 突然、FUJIFILM X-T20 が調子悪くなる
- 写真で何がしたいのか、整理する
- ああ、もう、買おう
- わたしには、 iPhone もカメラも必要だった
- おしまい
※ ミラーレスカメラ、ミラーレスフルサイズカメラ、ミラーレス一眼カメラなどのことを、記事中では「カメラ」とまとめて呼んでいます。iPhone も「カメラ」なんだけど。一応。
iPhone 16 Pro Max を買って満足する
このあいだ書いた通り、2年に1回の買い替えで、iPhone 16 Pro Max(と、ずっと欲しかったケース類)を購入し、大変満足していたわけです。
突然、FUJIFILM X-T20 が調子悪くなる
最近は iPhone の Pro シリーズで十分と感じ、ほぼすべての撮影を iPhone でしています。ブログ記事に使うネイルや旅行の写真、ネイルチップ作家をしているときの作例写真などもすべて iPhone 14 Pro でした。
iPhone 16 Pro Max を新しく買ったよという記事を書くために、当然、iPhone 16 Pro Max を被写体とした写真を撮るのですが、そのとき久しぶりにミラーレスカメラ FUJIFILM X-T20 を手に取りました。撮影しながら触っていたら、いろいろな思いが蘇り始めた。
カメラを使わなくなった理由を思い出した
2018年に購入し気に入って使っていたのですが、当時はただ純粋に写真を楽しみたかったのに、うまく扱いきれなくて、知識もつかないままコントロールできず、結局遠ざかってしまった。そんなことを鮮明に思い出してしまい、心臓がぎゅっとなった。
こんなに美しい道具を持っているのに(FUJIFILM 最高だよ)、持ち腐れにしていることとか。
カメラに詳しい友人・知人にせっかくいろいろ教えてもらったのに、吸収しきれなかったこととか。
悔しい。いろいろ悔しい。
FUJIFILM X-T20 の不満
生々しい思いが蘇り、そして不満も。
知識不足も大いにあるけど、実際、本体やレンズが使いづらいなというのも10%くらいはあったかもしれない。
- フォーカス時にギコギコうるさくて結構気になる。(このときのレンズは「XF27mm F2.8 R WR」)
- AFがぜんぜん合わなくてストレス。タップしたところにフォーカスが合わない。寄れない。
- iPhone に画像データを送るときにぜんぜんスムーズにいかない。切断が多く、アプリが使いづらい。
- 慣れの問題かと思っていたけど、カメラのUIが使いづらい。
FUJIFILM は評判通り、撮って出し(編集などをせずに、カメラの出す色のままのJPEG画像データのこと)の色がすごくシネマティックで好みで、本体のデザインもどのメーカーよりも抜群にかっこいいと思ってたから、かなり好きだったのは事実なんです。
でも、色味については現像・編集でどうにかできるということに気づいてしまったので、他メーカーでも困らないんだろうなということもわかりました。
前回買った時も、そういえば他メーカーのことほとんど調べなかったから、よく知らないなーとも。
そして、その流れでふと頭をよぎる「フルサイズを人生で一度は使ってみたいな」という小さな夢…。あれ、わたしいつか友人に見せてもらったフルサイズミラーレスに憧れてたな?あれ?もしかして気になってる…
そして壊れ始める FUJIFILM X-T20…
FUJIFILM X-T20 は国内外の旅行に持って行ったり、インテリアを撮ったりと楽しませてくれていたものの、前述の不満から使用頻度が下がる中で、ついに本体に不具合が生じ始めました。
- 旅行中にカメラを落とした時にできたディスプレイのシミが、じわじわと広がってきている。
- 充電端子を刺したときに接触が悪く、端子を片側に寄せて固定しないと認識しない。
- 電源をオンオフしてもディスプレイが真っ黒なままの時がある。
- どうしてもAFが合わず、写真全体が滲むときがある
ディスプレイとAFがうまくいかない件は有償点検に出したりもしていたのですが、様子見となっていました。そして、修理対応も2024年春で終わってしまっていました。あっけない。ちょっと寂しい。
写真で何がしたいのか、整理する
カメラや写真に対してクソデカな感情があるっぽいとわかったので、自分はそもそも写真で何がしたいんだ、というのを整理してみようと思った。
- ブログ写真(旅行風景、インテリア、物撮り)をきれいに写したい
- 素早く正確なAFがほしい
- 被写体に結構寄りたい
- 暗いところできれいに写したい
- 歪まないでほしい
- iPhoneで出せないボケがほしい。夜景玉ボケとか自然な背景ボケ
- 立体感や臨場感のあるエモい写真を残したい。あとで見て感動したい
(動画は撮らない。撮るならiPhone でいいやと思っている。静止画メイン)
…
なんだか粒度もばらばらで雑多だ。
しかしなるほどこれは、
スマートフォンが行うコンピュテーショナルフォトグラフィーの画像処理による効果ではなく、レンズや本体の "物理的な構造" の差によって実現できるものを求めているのだ
と、わかった気がした。
そこでよぎる、「フルサイズを人生で一度は使ってみたいな」という小さな夢。
ああ、もう、買おう
こういう瞬間のために、一生懸命働いてるんじゃないか?と思った。
iPhone だけでも満足すると思っていたけれど、カメラが見せてくれる瞬間の特別感やときめきの心をありありと思い出してしまった。
FUJIFILM の愛機を通じて知った「エモさ」や「ドラマチック」な写真の美しさ。それをもう一度手にし、体験したくなってしまった。
またどうせ使いこなせないかも、という不安もあるけど、それでもいい。もう一回勉強したい。
もう、こういう瞬間のために働いてるようなもんなのよ。だから、買うしかない。
さっそく、Youtube やブログを徘徊して、カメラとレンズのことを調べる。
延々と調べてたら生きる気力が湧いてきた。
ああ、なんて楽しい。
お金も大事だけど、お金より何かを「楽しい」と思える心のアンテナの方が貴重で、突発的で制御できなくて、時々いなくなるから、重要で大事なんだったじゃん。
健全な心の栄養に大金を使うのは、人生においていいこと。
iPhone の最上級機種を買って満足したわけだから、こんどは、素人が遊べる範囲の最上級カメラを買ってみよう。小さな夢だったフルサイズを使ってみよう。と、意志がまとまることとなります。
わたしには、 iPhone もカメラも必要だった
iPhone 16 Pro Max とはうまく棲み分けができるから、わたしにはどちらも別物として価値がある。だからこそ、両方必要だと思ったのです。
iPhone 16 Pro Max は、仕事を任せれば何でもできる、めちゃくちゃ優秀な同僚のような信頼がある。実際、ネイルの作例や夫のフィギュア作品のワンフェスの審査書類の写真も、iPhone で撮った写真を使った。iPhone は「記録」用途な優等生な画になる。
一方で、カメラは本当に「カメラにしかできない」うっとりするような写真を見せてくれる。毎日のなんてことない瞬間でも、世界って美しい、って気分になれる。日常をまるで書き換えるような、魔法のような力がある。そんな視点で身の回りを見渡してみたい。そのための、最高の贅沢品。
たっかいレンズよ、お前の目を貸してくれ。
確かに、優等生の iPhone があれば日常の撮影には十分だと思っていた。でも、愛用していたカメラを活かしきれず、知識不足で悔しい思いも残っていたし、気に入っていた反面、少し不満や物足りなさがあったのも本当だ。
他のカメラメーカーでも良いかもしれない、いっそその不満を解消してくれるカメラを探してみたい。そんな気持ちが高まる。
「エモさ」「ドラマチック」「空気感」。 月並みに言われるけれど、カメラの良さがやっと腑に落ちた。
多くの人はフルサイズだろうが iPhone の写りとの違いなんてどうでもいいだろうけど、自分が撮りたいものを撮って「キャーステキ」ってなることが重要だからいいの。生きる上でそういう「ウワーー楽しいーー」が重要なの。
(しかも、気に入ってた FUJIFILM はフルサイズ出してないのよね!ああ、どうしよう。)
ということで、行動に至るには十分な理由が揃った。
次回は、どのカメラをどう選んで買ったかをまとめてみますね。
おしまい
最後に、 FUJIFILM X-T20 の撮って出しで気に入ってた写真を置いておこう。供養。特別感やときめき。青や緑がきれいだね。
(レンズは「XF23mm F2 R WR」だったり「XF27mm F2.8 R WR」だったりしました。)
