なんのための本?というところで、以下のようにありました。
考えるための方法論をまとめた本。「もっと考えろ」と言われて困って、なにをどう考えればいいのか悩んでるひとの本
わたしだわたし。読むしかないな。
「さいごに」にあった意見が気になりました。 ちきりんさんは、古典や名著は読まないそうです。理由は、「天才さんが考え出した正しい答えを、自分で考える前に読んで、知識として覚える」というのをやめたから。 「このことについては、私はもう十分に考えた」と思えるまで読まないそうで、 もしかしたらいまわたしが本読みすぎて溺れてる感覚でいるの、これのせいかも。と思ったりしました。
- 読書期間
2017/02/11 - きっかけ
ちきりんさんの本をどれか読んでおきたいと先月あたりから思ってたところ、会社のライブラリにあったので。
要点
以下、大事と思ったところの引用要点メモです
知識は過去、思考は未来
知識があるとデータを自分の都合よく解釈してしまうので、知識と思考を分離して考えるべき。
考えるとは、インプットをアウトプットに変換すること(32)
考える力をつけるためには
- ひとつの情報に対して十分な時間をかけてトコトン考えることが大事
- 自分の働く内容は4つに分けられる
- 「情報収集」
- 「分析(加工&グラフ化)」
- 「思考」
- 「伝達」
上の「思考」の部分の時間を意識的に増やしていく ※本は情報収集にすぎないよ
ちきりんさんの場合は、どうやっても1日4時間くらいが限界
数字を見たら考える2つの問い
「なぜ?」
- 数字の背景を探る問い。数字は何かの現象や活動の結果なので、全ての数字には理由がある
「だからなんなの?」
- データの先を考える問い。
- 過去の結果がこの数字に表れているとしたら、次はなにが起こるのか?それに対して自分はどうするべきか?
あらゆる可能性を考えるためには
分解図を使う→網羅的に見える形にする
要素分解をする
- ひとつの概念を構成する全ての要素を抽出する
- ひとつの要素が出てきたら、これで全ての要素が出尽くしているか?その要素だけで完璧か?と考える。
- ひとつづつ要素を出して、これらが揃えばリーダーと言える!と確信できれば、全ての要素出しが完了する
- そしてそれらの要素を組み合わせると、全てのタイプが構成できる
例: 「歴史に名が残るほど大きく世の中を変えるリーダーの持つ条件」はなんでしょう?
まずは「能力」があがる。「能力」しかないひとをリーダーとは呼ばない→なにが足りない?→繰り返し
考えるための最も役立つ分析方法は、比較(90)
どれを優先するか、というシンプルで明快な判断基準が重要
優先度の高い基準を選び、その時点だけから選択肢や事象を見ると、細部が省略され、本質的なポイントが浮かび上がる。
階段グラフいいよ
まとめ「考える」って結局どうするの?
- いったん「知識」を分離すること!
- 「意思決定のプロセス」を決めること!
- 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと!
- あらゆる可能性を探ること!
- 縦と横に並べて比較してみること! 判断基準の取捨選択をすること!
- レベルをごっちゃにしないこと!
- 自分独自の「フィルター」を見つけること!
- データはトコトン追いかけること!
- 視覚化で思考を深化させること!
- 知識は「思考の棚」に整理すること !
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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