【2023年夏・金沢】とにかく美術と建築が見たい2泊3日

8月の頭、母と2人で2泊3日の金沢旅行に行きました。

きっかけは、鈴木大拙館をネットで見てからどうしても金沢に行きたくなって、行くならついでに金沢の美術館を見たり有名建築を見まくる旅にしようと思い、タイトスケジュールでぐるぐる周ってきました。

この記事は、金沢2泊3日の全旅程です。めちゃくちゃ長い記事なので、気になる写真だけでも眺めてくださいね。


1日目

北陸新幹線かがやきに乗って、東京駅を出ます。

北陸新幹線に乗ったのは初めて。いつも東京から関西方面に行くときくらいにしか新幹線に乗らないので(=東海道新幹線)、新鮮でした。

いつも東京駅のDEAN & DELUCAでアイスコーヒーを買って、車内で飲むのが好き

コールドブリューM

北陸新幹線に乗るのははじめてでした。心なしか、東海道新幹線のぞみの車両よりも足元が広い気がしました。

のぞみは足組むとあまり余裕がないが、こちらはわりとゆったりか

11:55 金沢着

晴れときどき曇り、最高気温35度。外出て見て体感37度くらいありました。いや、めちゃくちゃあっつい。

新幹線ホームから改札と出口が近くて、迷わないところがよい。

ようこそー

ホテル〈KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS〉に寄って荷物を預かってもらう

まずはホテルに寄って荷物を預かってもらいます。今回の旅は、2泊とも〈KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS〉に泊まります。

KUMU素敵すぎる。THE SHARE HOTELS は京都の〈TSUGU〉も気に入ってるので、今回もぜひTHE SHARE HOTELS 系列にしたかった。

1Fにフロントがあり、同時にカフェにもなっています。カフェは〈KISSA&Co.(キッサアンドコー)〉という。Casa BRUTUS 新・カフェとロースター 2022 vol.264に載ってたので気になってた。宿泊なくてもカフェを利用でき、お客さんがちらほらいました。

天井の格子がすごく素敵だ

KUMUは、中心部の中心部にあって、金沢の行きたいところに全部近くてとても便利な位置でした。かなりおすすめ。

KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS

〈近江町市場〉でおでんを食べる

非常に暑い。東京より余裕で暑い。熱気にまとわれながら、歩いて近江町市場へ。
ホテルから近く、バスに乗るまでもない距離だったので歩きました。

入り口や、道の分岐に氷が置いてある。氷室が有名な街だものね。透明度が高くてきれい。

アヒル入りのものも。

市場内は入り口が複数あり、中で分岐している。放射状みたいな感じ。

魚や貝が新鮮で安かった。鮎が3匹で400円、鯛が300円など。大きな牡蠣をその場で食べられるお店が多かったが、牡蠣アレルギーなので食べられなかった。観光客が手のひらに牡蠣を抱えながら頬張ってるのを見るのは良かった。

ゴツくて立派な岩牡蠣山盛り

おでんを食べると決めていたので、カジュアルな料理屋さん〈金沢おでん いっぷくや〉に。

赤巻き、車麩あたりは関東ではやらないので選んでみた。車麩に味が染み込んでいて、本当においしい。麩はプルプル柔らかだけど繊維がなかなかしっかりしており、簡単に崩れない感じが良かった。

赤巻き、大根、車麩、焼き豆腐、卵焼き

八百屋でカットフルーツが置いてあったので、スイカを買ってみた。能登スイカですって。

シャリ感が強くて水分が多く、すごく好きなタイプのスイカだった。スイカじつはわたしの大好物で、毎日のように食べてるんですよ。

どのお店も食べ歩きはNGだそうで、店頭ですばやく食べる。

そのほかおもしろいもの。海鮮の自販機

関東ではあまり見ない野菜。どの八百屋さんにもだいたい置いてあったので、こちらでは定番なのかな。打木赤皮甘栗南瓜(うつぎあかがわあまぐりかぼちゃ)と太きゅうり

近江町市場

近代建築〈金沢市立玉川図書館〉を見る

また歩いて移動。金沢市立玉川図書館の建物を見に行きたい。

谷口吉郎、谷口吉生設計。吉郎さんがお父さんで、吉生さんは息子さんです。
谷口吉郎・吉生父子の共同作品はこの建物が最初で最後だそう。谷口吉生さんは後述の2日目に訪れた〈鈴木大拙館〉を設計されている建築家です。

金沢市立玉川図書館の竣工は1978年。潔いほど直線的で単純な構成の近代建築。ガラスと鋼材の対比がかっこいい。

館内には、設計者についての掲示コーナーがありました。

金沢市立玉川図書館

  • 〒920-0863 石川県金沢市玉川町2−20
  • www.momat.go.jp

〈金沢21世紀美術館〉のプール作品、現代アートを見る

国立工芸館から歩いて5,6分だった。苔のむした石壁に、西陽がさしていて幻想的でした。西日の時間帯が一番好きです。

金沢は小さな流れが街にたくさんあって、水がとても綺麗で涼しげ。

16:45 くらいに到着。これはチケット売り場。開放的で洗練されてる。

プールの中に入る

まずは、かの有名なプールへ。
外からは自由に見られるんだけど、中に入るのは混雑緩和目的で予約が必要になっていた。
入り口に貼られていた紙の案内には、本日分は受付終了とあったけど、試しに16:00台の順番待ちシステムに16:48くらいに登録してみたら、16:55くらいにすぐ呼ばれてすぐ入れた。時間帯の区切りで空いていたみたい。ラッキー。

係員に案内を受けてから階段で下り、こんなふうに青い光の廊下を進んでいく。

見上げると水盤があって、絶え間なく水が出ていて水面が輝きながら動いていた。

上から見ているひとたちに手を振ったら振り返してくれた。楽しい。

展示をふたつ見る

展示をふたつ見ました。

コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき

www.kanazawa21.jp

形やパターンがどのように私たちの知覚や世界の理解を形成するか、そして「精神」と呼べるようなものとどのように結びついているかを、美術の歴史もまた考え続けています。本展では、1960年代から最新の作品まで、絵画、立体、写真、映像、インスタレーションといった多様な当館コレクション作品と、本展に合わせて招へいしたアーティストの作品を組み合わせることで、様々な形同士の関係が知っている精神のプロセスをめぐる旅へと誘います。

アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄 Alex Da Corte Fresh Hell

www.kanazawa21.jp

アジアの美術館で初めてとなるアレックス・ダ・コルテによる本展覧会では、最近作を含めた全11点の映像インスタレーション作品などを紹介します。圧倒されるような大きな箱型のスクリーンに投影される、様々にサンプリングされたイメージは、実体も無く、コケティッシュでおかしいのですが、深く関わるほど心がかき乱されるような不思議な魅力があります。「新鮮な地獄」とは、視覚情報が押し寄せる中で、現代社会の消費文化を定義するようになった欲望と記憶と知覚の関係にも踏み込み、氾濫するイメージがもたらすものは何か、といった問いにも、私たちを向き合わせています。

プールを外側から見る

さっき入ったプールを外側から見る。きれい。

ミュージアムショップへ

グッズのほか、本もたくさん売っていた。おもしろそうな本があって、よく見たら好きなバックミンスター・フラーだったので買いました。帰り読もう。

いつも通りポストカードを買う

金沢21世紀美術館は建物が本当に好きです。住みたい。

夕暮れ時の美術館の庭がきれいだったなぁ

金沢21世紀美術館

商業施設が建ち並ぶ〈香林坊〉をぶらり

昼もおでんとスイカだけだったし、かなりお腹がすいたので軽く食べ物を探しに東急スクエアへ。

雑貨屋さんの一角にジェラテリアが入っています。この〈マルガージェラート〉は能登町に本店のあるジェラート屋さん。

ピスタチオ、能登の塩、ダークチョコ、ひと口おまけをくれるとのことでいちごをのせてもらいました。濃厚で素材の味がよく感じられておいしかった!

MY THINGS by kiitos 香林坊東急スクエア

1日目夕飯、カジュアルな串天ぷらスタンド〈ソル兵衛〉

1日目の夕飯はノープランだったので、東急スクエア裏手にある飲み屋街をフラフラ探しました。

天ぷら屋さんにします。

タブレットで席から注文を飛ばせるシステムで、若いお客さんが多かったかな。

とろみのある天つゆがおもしろい。

天ぷらはどれも揚げたてで、油臭くもなくおいしかった。
アルコールはやめとこうと思って、久しぶりに飲んだカルピスソーダがおいしすぎた。

ホタテとポテサラハム天ぷら。ザーサイのお通し。ナスととり天

かぼちゃおいしい。厚みがありホクホク。このしいたけがめちゃくちゃおいしかったので食べてほしい。

串天ぷらスタンド ソル兵衛

ホテルに戻る

ホテルに戻り、チェックイン。

エレベーター前にアメニティがあるのでもらいます。色が統一されてて美しい。

これは廊下の部屋表示

お部屋はこんな感じ。Moderate with Japanese-style / 27㎡ という種類のお部屋。

ベッド回り

水回り

コンクリート現しの天井

壁の色は濃いグレーだと思ってたけど、朝起きてみたら、グレイッシュブルーでした。素敵。


2日目

晴れときどき曇り。最高気温36度予報。

朝、ホテルの施設も見て回って見た。昨日は夜だったので上がれなかった屋上はこんな感じ。

屋上の感じ。天気良すぎる〜

ミーティングルームなんかもありました

和漢洋の建築様式が印象的な〈尾山神社〉

まずはホテル近くの〈尾山神社〉へ。加賀藩祖・前田利家公を祀る神社だそう。

入り口の門が異国感ある。

女性の天狗?はじめて見た

ちなみに、夜は門のステンドグラスが光って、なおのことエキゾチックな空気。

尾山神社

〈四知堂kanazawa〉の台湾デザート豆花で休憩

20分くらい歩いて尾山神社から柳宗理記念デザイン研究所に向かう。途中暑すぎて休みたくなり、気になってた四知堂(スーチータン)kanazawaに寄り、豆花(トウファ)食べる

外観と外のメニュー看板。グラフィックが綺麗で参考になっちゃう。

内装もとても素敵

豆花本格的だった。甘く煮たピーナッツが特に美味しかった

アジアンなヤシ系の観葉植物がいっぱいいた

四知堂 kanazawa(スーチータン カナザワ)

柳宗理デザインを触って体験できる小さなギャラリー〈柳宗理記念デザイン研究所〉

無料で撮影OKで、家具もキッチン用具も食器も全部触ってよいみたい。最高!

入口と、入ったところ。

キッチンやテーブルに並んだキッチンツール。カトラリーを実際触れるのは、使用感をリアルに体験できて良い。

柳宗理さんの生い立ちや思想などが説明されたスライドを見ながら、エレファントスツールに座ってぼーっとした。

この小鍋を買おうと思った

柳宗理記念デザイン研究所

〈ひがし茶屋街〉を散策

歩いて東山へ

浅野川を渡ります。

街並みはこんな感じ

古民家を利用した無料の休憩所があり、そこにいたガイドの方と観光客が静かに話したりしていていい空間だった。トイレ休憩もできる。

ひがし茶屋街

〈鮨 みつ川〉で寿司のランチコース

ひがし茶屋街の中のお寿司屋さんでランチ。

好きなインテリアスタイリストさんが行っているの見て、ぜひここで食べてみたいと思っていたお寿司屋さん。ひがし茶屋街の中の、奥まったところにあります。

ランチコースは6600円で、結構お腹いっぱいになりました。内容は12貫とあおさのお椀、きゅうりと鰻の巻物。

内装

特に好きだったネタ

しまえび、あかいと(けんさきいか)

炙りカツオ、なまうに

生のあわびははじめて。食感はぽりぽりしてた。

若い板前さん、包丁の手捌きが芸術的だった。

鮨 みつ川

ガレット屋さん〈YAE〉でアイスラテをテイクアウト

ひがし茶屋街の中、さっきのお鮨屋さんの近くにある、素敵なガレット屋さん。普通に素敵なので、ガレット食べに来たい。今日はラテだけ買いましたが、おいしかった

YAE 東山

〈ハムアンドゴー 橋場町スタンド〉で金箔のせ加賀棒茶ソフトを食べる

〈HATCHi 金沢 by THE SHARE HOTELS〉の1Fにある、〈ハムアンドゴー 橋場町スタンド〉で金箔のせ加賀棒茶ソフトを食べました。

このあとバタバタしてて、ぜんぜん金沢観光らしい金箔スイーツ食べられなかったので、ここでサクッとでも食べておけて良かった。加賀棒茶の風味が美味しかった!見た目華やかな金箔は、じつは無味です。

饅頭 very muchさんという作家さんのグッズが置いてあったので、とてもやる気のない(褒めてる)ステッカーに一目惚れして買う。iPhoneケースにはさもう。

何も期待しないでほしい気持ち

ハムアンドゴー 橋場町スタンドin HATCHi

  • 〒920-0911 石川県金沢市橋場町3−18
  • humandgo.com

〈石川県立図書館〉

バスに15分くらい乗って、中心部からは少しだけ離れた〈石川県立図書館〉へ。

〈石川県立図書館〉は2022年7月にこの新しい館がオープンしました。もとは金沢大学工学部の地だったようです。建築をぜひ見に行きたいと思ってました。

宇宙船みたいな、近未来的で素晴らしい建築でした。

メインエントランスと、入ったところ

死角になるようなところに腰掛けられる場所がいっぱいあって、みんな各々ゆっくり過ごしていた。

貸出・予約システムもセルフでサクッとできそうで、全体的にかなり便利そうだった。

スキップフロアのように、ちょっと迷路みたいに階段でいろいろな層に移動できて、歩き回ってるだけでも楽しい。

めちゃくちゃ美しい

館の外周をぐるっと一周している窓際には、ちょいちょいデザイナーズチェアが並べてあった。ジョージネルソンのマシュマロソファとか、BKFチェアとか。

館内各所にあるベンチの他に、サイレントルームや勉強ルームもあって、入口横の予約端末で空き状況などをサクッと確認したり予約したりできた。

サイレントルームいいな

外観もよすぎる。日本じゃないみたいな雰囲気ある。

さっき行ったハムアンドゴーもこの建物に入ってて、カフェで休憩しながら本読んだりできてとっても良さそう。土地もゆったり使っていて、芝が豊かに広がっているところも良かった。

1時間くらいいたんだけど、もっとここで過ごしたかったです。

石川県立図書館

この旅大本命の〈鈴木大拙館〉

図書館からバスで中心部に戻り、〈鈴木大拙館〉へ。バス停から少し歩きます。石垣の階段を降りながら、住宅街の奥へ進みます。

ここ〈鈴木大拙館〉がこの旅の大本命でした。

外観がもう好みでたまらない。

チケットを買って、中へ。入館料は310円。こんなの近くにあったら毎日行く…!

その先に、一番見たかった思索空間という白い箱型の建築。

贅を凝らした広い空間に、水盤と白い箱とか、好きすぎる。

水が反射しているのもとてもきれい。

思索空間の中に入るとこんな感じ。

天井高い

座って、外を眺めます。常温で暑いけど、この部屋の中は風が流れてかなり気持ちいい。

開口部で切り取られた水盤が絵画のよう

散策道から別角度も見ました

最高すぎる…

おみやげ。

鈴木大拙館の図面描かれたパンフ買えてめちゃくちゃうれしい。新建築の特集の一部を冊子にしたものみたい。

あと、気になる著書買って、

一番好きな言葉にDAISETZスタンプを押してきたよ。

突然のポップ

いつものように、ポストカード買いました。

気持ちが落ちるようなことがこれからあったら、パンフを眺めて気晴らししようと思う。最高。

鈴木大拙館

〈谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館〉

またバスに5,6分乗り、移動。〈谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館〉へ。

エントランス側から見たところ

エントランスの反対側

谷口父子は、昨日行った〈石川県立玉川図書館〉を設計した建築家親子です。谷口吉生さんは、さっき行った〈鈴木大拙館〉の設計も。

常設展と、企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」を見ました。

www4.city.kanazawa.lg.jp

展示は撮影NGだったので撮れなかったんですが、企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」は有名アニメに出てくる未来都市がどのように描かれているか、ロケハンの写真やアニメーターの思考などが説明されていておもしろかったです。

ポストカード。1日目に見た〈石川県立玉川図書館〉のきれいな写真を見れてうれしい。

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

〈にし茶屋街〉を散策

夕飯までに少し時間があり、にし茶屋街が近いので散策。

街並みはこんな。〈ひがし茶屋街〉に似ていますね。金沢の茶屋街は江戸時代にできたものだそうで、金沢にはひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町(かずえまち)茶屋街という3つの茶屋街があるそう。

お豆腐アイスが食べたかったお豆腐屋さんは早々と閉店してた残念、

甘納豆屋さんでお土産を買いました。

犀川沿いを散歩

にし茶屋街から犀川(さいがわ)沿いを15分くらい散歩して、今日のディナーのお店に移動。

金沢の文豪のひとり、室生犀星(むろうさいせい)の碑がある。

www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp

2日目夕飯〈ビストロYUIGA〉

予約していた〈ビストロYUIGA〉でディナーしました。
古民家をレストランにしていてとても素敵。

スパークリングを飲みました。

スパークリング
猫かわいい

どれもおいしいし、バゲットもめちゃくちゃおいしいし、最高でしたよ。

前菜。ちょっとずついろいろな料理を食べられてうれしい。

バゲットもめちゃくちゃおいしい。うますぎて「なんだこれ?」って声出た。おかわりも持ってきてくれた

メインは牛肉を選びました。付け合わせにフルーツが使われていたりして、味の調和が繊細で優しかった。葉っぱは虫が食べたちいさな跡があって、無農薬のいいやつなのかな〜とうれしくなる。

お肉料理たち

デザート。クリームブリュレがなめらかでとくにおいしかった。ハーブティー(たぶんカモミール)もおいしい。

内装の感じ。

ビストロYUIGA


3日目

3日目。今日も暑い。東京よりずっと暑い。

チェックアウトして出発。荷物をどこかに預けたいのでコインロッカーを探したけれど、金沢文化ホールに寄るもコインロッカーはなく。午前中の予定は絵付け体験だけなのでとりあえず持って歩くことにした。

金沢は水がきれいで街中にたっぷり流れてる。

〈金沢市足軽資料館〉

絵付け体験のギャラリーまで歩いていると、足軽資料館というものがあったので入ってみることに。

茶の間

足軽は華道もやってたんだなぁ

足軽資料館 清水家

〈atelier&gallery creava〉で九谷五彩体験

足軽資料館から徒歩4分程度で、絵付け体験のアトリエへ。10:30〜12:00の体験を予約して行きました。

外観はこんな感じ。この建物はショップ・カフェだそうで、体験の場合は中を通り抜けて陶芸工房へ。

奥の古い家屋に入ります

案内を受け、絵付けの人は2Fのアトリエへ。1Fはろくろの機械が並んでいたので、陶芸かな。

何に絵を描くか選びます。お皿の大きさによって値段が変わります。この金額の中に、90分のレクチャー料や画材レンタル費用も含みます。

わたしはこの四角い壺を選びました

われわれ母と2人と、あともう1組いて全員で4名でした。少人数でまったりした感じに進められます。
先生も気さくでやさしく丁寧に教えてくれました。先生は下で作業しながら、20分に1回くらい2Fに上がってきて様子を見てくれる感じ。

下絵スケッチをまず描きます。描きたいものを決めてきたので、サクッと。

スケッチを描いて、どんどん描き進めていきます。四角い壺は5面あるので描く量が多く、めちゃくちゃ焦りました。でもやりたい図案を全部描けたのでうれしい。

着色に使うものは粘土質で、どんどん乾いていくので、水を足しつつ硯の要領で磨りながら使っていきます。

2時間じっくり色乗せして、できました。

口の近くにはゴーギャンの言葉(我々はどこから来たのか)を書きました。パステルっぽい色のところは、焼き上がるとつるんとした透明なガラス質になるそう。

10月上旬に仕上がって、家に送ってくれるようです。

自分好みすぎて、お気に入りすぎる〜たのしみ!

atelier&gallery creava

〈MORAN CAFE〉でランチ

絵付け体験ですごい集中したのでお腹がぺこぺこになり、近くの気になっていたモランカフェでランチ。アンティークとインダストリアルの融合な感じのインテリアがかっこいい。

外観。好み〜
内装もとても良かった。

焼き菓子も美味しそう。

エスプレッソマシンがLa Marzoccoなの。大好き。オリジナルTシャツ可愛くて買いそうになる。買えばよかった

アボカドトーストとキャロットケーキを食べました。アイスのオーツミルクラテにした。おいしかった!

土曜の昼なのに結構空いてて、まったりできた。おすすめです。

MORAN CAFE

  • 〒920-0865 石川県金沢市長町2丁目4−35 1F
  • moroncafe.com

〈長町武家屋敷跡〉

MORAN CAFEから〈長町武家屋敷跡〉を散策しながら、兼六園の方面へ向かいます。石畳がいい感じだったし、カフェやギャラリーもあったので、もっとゆっくり見たかったな(かなり時間がなかった)

街並み。川に沿って続いています。

長町武家屋敷跡

日本三名園〈兼六園〉を散策

兼六園へ。2回に1回は六義園(りくぎえん。東京駒込のやつ)と読んでしまう。
ちょっと時間が押していたため、サクッと見ました。わりと観光客で激混み。

以前行った時は真冬で、雪景色も綺麗でしたが、夏もいいですね。植物が全盛期で、ぴちぴち。

根上がりの松がかっこよかった

いわゆる兼六園の有名なビュー

兼六園の〈見城亭〉。隈研吾建築。混んでて入れなかったけどいい感じだった

かき氷食べたかったなー

メニュー。1Fがカフェで、2Fがレストラン。

兼六園

〈金沢城公園〉

兼六園のすぐ隣にある金沢城公園へ。とても広く、芝がきれいに手入れされていて気持ちよかった。

兼六園側から入る。入り口がとても立派。

金沢城は本丸が無かったのでびっくりした。ここは本丸があったはずの場所です。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の中を見ました。

立派な木材の床の上を歩くのが気持ちよくて、歩きすぎて疲れた足がなんだか癒された。

菱櫓っておもしろい。櫓(やぐら)である建物の角が四角い90,90,90,90度ではなく、80,100,80,100度で菱形になってる。

www.pref.ishikawa.jp

金沢城公園

〈金沢駅〉で土産など見る

金沢駅に移動します。〈金沢城公園〉から香林坊のバス停まで7分くらい歩く。金沢は街がコンパクトで本当に移動しやすい。
あとなんかどこ歩いてもよくカラスの羽が落ちてた

金沢駅のお土産ショップで、翌日まで日持ちするのどぐろ寿司を買いました。これ、のどぐろが柔らかくジューシーですごいおいしかった。

16:50発 東京へ帰る

バイバイ金沢。2時間強かけて東京に戻ります。

カルピスソーダにハマる。1日目の串天ぷら屋さんで飲んだ時から。

途中の長野駅が土砂降りでした

おしまい

金沢の中心部はとてもコンパクト

金沢の観光中心部である金沢城の周辺は、東京の繁華街で例えると、ちょうど渋谷〜原宿〜表参道をむすんだ三角形エリアの規模感なので、コンパクトでとても移動しやすかったです。

金沢、京都、表参道、銀座を下に並べてみます。1kmの円が青丸で、小ささを実感。

青丸の直径が1km。個人的に馴染みのある街を、同じスケールで並べてみる。

母と行くと、いつもわたしの行きたい場所にタイトスケジュールで連れ回すことになってしまう(でも「お父さんと旅行する時には全然行かない場所だから楽しい」と言っている)

あとね、カンカン照りの屋外炎天下でもiPhone 14 Proのディスプレイが本当に明るくて見やすくて、ディスプレイ輝度にこんなにありがたく思ったのは初めてだった。

ディスプレイは「Super Retina XDR(スーパー レティナ エックスディーアール)」。屋外でのピーク輝度が2000ニト(「iPhone 13 Pro」の2倍明るい)となり、とても明るいです。

ですって。助かったよ。(引用元: 新機能のすべてが使える 「iPhone 14 Pro」の実力をチェック! - 価格.comマガジン

長くて重たいページを読んでくださって、ありがとうございます🏯